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決断の先につかんだ夢の舞台

投稿日:2017-02-07 更新日:

2016年限りで現役を引退した、
プロ野球 広島東洋カープ 黒田博樹選手の半生と哲学の自著です。
(この書籍は日本球界復帰直後の2015年3月に出版されたものです)

黒田選手といえば、2014年末アメリカ メジャーリーグの球団から
年俸20億円とも言われる巨額のオファーを受けていたにもかかわらず、
それを断り日本の古巣カープに復帰することを選択し、ファンから大歓声を浴びました。
そして2016年、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、20年間の現役生活に幕を下ろしました。

カープファンからすればまさに英雄と言っても言い過ぎではない存在です。
その熱い生き様は僕も大好きで尊敬しています。

そんな黒田選手ですが、
実はその経歴は常に輝かしいものというわけではありませんでした。

3年間補欠だった高校時代に始まり、
周囲との力の差を感じ、恐怖心と闘いながらの野球人生だったのです。

 

タイトルの「決めて断つ」は高いレベルで通用するために
努力してきた黒田選手の人生のキーワードの一つです。

それが最も見て取れるのは2008年にメジャーリーグに挑戦したときで、
日本では通用していた速球が簡単にスタンドに運ばれることを知ると、
動くボールを習得して、芯を外す投球に活路を見出しました。

登板日以外の過ごし方やブルペンでの投球内容など、
厳しい日程のメジャーリーグで投げ抜くためのルーティンも新たに作りました。

世界トップのリーグの強打者たちをねじ伏せるために、
過去を断ち、新しい自分のスタイルで戦うことを決めたのです。

 

補欠の高校時代からメジャーリーグの名門ヤンキース入団にまで上り詰めた黒田選手ですが、
この本は単なるサクセスストーリーではありません。

一度決めたことはやり通すという母親譲りの芯の強さ。
ビジネスを度外視した仲間との絆と感謝の気持ち。

野球選手としてだけではない黒田選手の人間的な魅力が随所に見られ、
この人がファンから絶大な支持を得ている理由が分かると思います。

野球を知らない方にもぜひ読んでほしいです。

 

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