「 book 」 一覧

芸術的自由人

2017/02/21   -book
 

雑誌「ぴあ」に連載されていたトークエッセイを再構成したものです。
 
僕はこの人の漫才も面白くて好きですが、
勉強家な一面や芸術的感性の高さも凄いと思います。
 
この本も歯切れが良く読みやすい文章で、
太田光の頭の中で渦巻くあらゆる思想が表現されています。
 
「しごとのはなし」というタイトルですが、
タレントとしての仕事の話の他に、
これまでの人生で影響を受けた映画、小説、絵画のエピソードが続々と登場します。
 
俳優の細かい動作を観察して真似してみたり、
絵画一枚に涙して救われるなど、
人とは違う独特の観察眼で作品を見ていることが分かります。
 
売れる人間は感性が高いと言いますが、
この人はまさに感性の塊みたいな人だと思います。
 
テレビで見られる自由人な芸風とは違った一面がこの本で楽しめます。

リーダーとしての責任

2017/02/19   -book
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2004~2011年の8年間プロ野球 中日ドラゴンズの監督を務め、
4度の優勝に導いた名監督 落合博満の一冊です。
 
監督時代はマスコミに多くを語らず少し謎めいた雰囲気を持っていましたが、
この本ではその独自の采配の秘密をたっぷり300ページ語っています。

 

読んだ印象としては、こう言うと少し語弊があるかもしれませんが、
想像していた以上に「まとも」な内容だと思いました。
 
当時のドラゴンズと言えば春季キャンプの日程が6勤1休であったり、
ブルペンや故障者の情報を伏せていたり、
落合監督のもと他チームとは明らかに異なる方針で進むチームでした。
 
それだけに、何か天才にしか理解できない独自の理論で
チームをまとめ采配を振るっているのかと思っていたのです。
 
しかしこの本で記されているのは、
「勝つことが最大のファンサービス」と公言する通り、
チームの勝利を最優先に考えた監督の筋の通ったシンプルな信念です。
 
外からだと少し奇抜に見えた采配も、
自分がすべての責任を負い嫌われ者になることを受け入れ、
チームを日本一という最大の目標に導くために執っていたものだと分かります。

 

プロ野球ファンの間では有名な
日本シリーズ完全試合未遂やWBCの件にも触れています。
 
時に内外から批判を浴びながらも、ぶれずに自分の責任を全うしてきたことで、
チームの黄金期を創ることができたのだと思います。
 
上司としての一つの在り方をこの本から学べます。

孤独=悪?

2017/02/18   -book
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孤独と聞くと最初に「ひきこもり」をイメージするかもしれませんが、
一人でいる時間が多いことが必ずしも孤独というわけではありません。
 
逆にいつもたくさんの人と触れ合って表面上は明るく振舞えても、
心の内は疎外感に苛まれ孤独になっている人もいるのです。
 
誰にでも訪れる孤独を感じる瞬間、
そのとき人はどのように孤独に向きあえばいいでしょうか。

 

この本で伝えているのは孤独を感じたときの対処法であり、
孤独であることを排除しようというものでありません。
 
孤独は依存症など負の作用をもたらす原因にもなり得ますが、
逆に孤独と上手くつき合えば、自分の人格を成長させ、
たくましい精神を形作ることにも結びつきます。
 
僕も人付き合いが得意なほうではなく、孤独を感じることはよくありますが、
「孤独は悪いことではない」と教えてくれるこの本で少し楽な気持ちになりました。
 
終盤少し話が脱線してるような?と思うところはありますが、
孤独で悩まされている方には思考を前向きにできるきっかけとなる本だと思います。

実例で分かりやすい「価値の売り方」

2017/02/17   -book
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マーケティング・コンサルタントとして数々の企業の業績を伸ばした著者による、
商品・サービスの売り方の解説書です。
 
情報が氾濫し、商品もサービスも市場に溢れている現代で、
他と差別化して売り上げを伸ばすにはどうしたらいいのか。
 
商品そのもにお金をかけて質を高めても、
良いものはすぐ後追いされ、個性は失われてしまいます。
 
今の時代、商品の質だけでなくそれに付随する価値がないと、
人々の購買意欲を掻き立てることはできません。
 
では、商品の付加価値とは一体なんでしょうか。

 

この本では、物を売る際の付加価値の付け方について詳しく解説しています。
 
付加価値といってもコストのかかる豪華特典ではなく、
ちょっとしたアイデアで誰でも簡単に低コストで作ることができます。
 
100円のコーラを1000円で売る方法など、
他のビジネス書と近い内容のところも多いですが、
それだけビジネスシーンで普遍的に役立つ内容と言えます。
 
本書は筆者が実際にコンサルして成功した実例をいくつも載せているので、
より自分のビジネスに取り入れるイメージが掴みやすいと思います。
 
売り上げが伸びず、「こんな商品じゃだめなんだ」と諦める前に、
価値を作ることに力を入れてみてはいかがでしょうか。

話題の「勇気づけ」の心理学

2017/02/16   -book
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アドラー心理学を伝えて30年の著者が贈る解説本です。
 
ここ数年でアドラー心理学というものが一般にも認知されてきて、
本屋に行くとその解説書が目立つ箇所に置かれていることが多いです。
 
なぜプッシュされているのか理由は分かりませんが、
一体どんな心理学なのか内容が気になったので、この本を手に取ってみました。

 

アドラー心理学は欧米でフロイト、ユングと共に「心理学の3大巨頭」と
称されたアドラーが唱えた実践的心理学です。
 
「勇気づけの心理学」とも言われ、
相手もしくは自分に対して困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をおもな技法として、
仲間との間の「つながりや絆の感覚」(共同体感覚)を高めることを目標としています。
 
アドラー心理学は自己決定性、目的論、全体論、認知論、対人関係論といった理論に分けられます。
ここが核の部分なのですが、僕の場合一回読んだだけでは理解しきれませんでした。
要はこれらの理論を意識に取り入れて勇気づけしようということみたいです。
 
全部をまとめると、
 
自分を創るのは自分であり、過去ではなく未来を見据えて、
理性的回路で目的に向かい、パーソナリティの違いを受け入れ、
相手の立場に立って共感することで、
 
勇気づけができるということだと思います。
(注:あくまで僕の解釈です)

 

アドラー心理学の解説本は数多く出版されており、
著者によって解釈が異なる部分もあると思います。
 
その意味でこの一冊だけで「アドラー心理学マスター」にはなれません。
でも、別にそこまで目指してる人はそんなにいないと思うので、
ちょっと気になる人は読みやすいコミック形式のこの本で十分ではないでしょうか。

暇つぶしで脳を活性化

2017/02/14   -book
 

寝る前や移動中などちょっとした空き時間に僕が楽しんでいるのが、ナンプレです。
 
縦の列に1~9、横の列に1~9、一つの枠内に1~9の数字を
はめ込むだけの単純な遊びですが、これが結構頭に効きます。

こんな感じで毎日やってます。
解けるとわずかばかりの達成感が得られます。
 
究極難解とありますが、一般成人が少し手を止めながら
解ける程度の丁度いい難易度だと思います。

 

↓こっちのシリーズもおすすめ。本のサイズがコンパクトで持ちやすいです。

起業の厳しさと魅力をこの一冊で

2017/02/13   -book
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現在日本の起業率は5%程度で推移しており、
就業形態が確立されていない途上国だけでなく、
欧米の先進国と比較しても大きく下回っています。
 
起業率が低いと産業の活性化が起こりにくく、
新しいビジネスも雇用創出も生まれない停滞した社会になってしまいます。
 
その懸念から政府も起業率の目標を10%に定めて支援していますが、
まだ大きな成果は上がっていないようです。
 
日本の起業家に対する世間の評価は依然低く、
保守的な思考の若者が世に送り出され続けているのです。

 

この本は企業コンサルタントとして活動する筆者が、
この国を挑戦者で溢れる国にしたい!」という思いから執筆した解説書です。
 
幼いころから商売の家系で苦労を味わった筆者だけに、
甘い言葉だけでなく起業の厳しさもしっかり解説しています。
 
全体を読んでみて分かったことは、とにかく準備が大事!ということです。
当たり前のことと思われるかもしれませんが、
起業とは自分の力だけで社会に立ち向かうことですから、見切り発車は絶対厳禁です。
 
この本には事業コンセプトの作り方、融資の受け方と審査を通る方法、
開業前調査、各種届出、広告戦略など、起業に不可欠な要素が一通りまとめられています。
業種によって細かい内容は異なりますが、
起業を目指す方なら本書の内容程度は頭に入れておいて損はないと思います。
 
漫画と解説の割合も良い感じで読みやすいです。

 

起業を必要以上にハードルの高いものと思いこんで、
自分の能力ややりたいことを眠らせたまま人生を終えるのは本当に勿体ないことです。
 
主人公の女の子のように明るくポジティブな性格になるのは難しいですが、
どんな人でも地道に外堀を埋める努力を続ければ、いつかはやりたいことを実現できると思います。
 
夢を追いかける人におすすめの一冊です。

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