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分かりやすいお金の話

2017/01/22   -book
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竹中平蔵×ホリエモンの対談本です。
近い将来に向けた日本と個人のお金の在り方について語っています。
 
内容のベースは”国や地方のお金の使い方”という点で、
「地方創生」「規制緩和」「既得権益者」という言葉が繰り返し登場します。
このあたりは読む前にある程度予備知識があったほうが楽しめそうですね。
(僕みたいに知識がないと話の大筋は分かるのですが、利益の流れがいまいちイメージできませんでした)
 
印象に残ったのは現代の日本人の考え方は「鎖国」時と近くなっている、というものです。
日本の常識は意外と他国では異常なこともあり、閉鎖的な考えは日本を衰退に向かわせます。
 
僕が好きなプロ野球も例に挙げられていますが、
確かに何十年も前から機構がほとんど変化しておらず、現場も見る側も保守的になっている感はあります。
規模の拡大も海外で成功しているスポーツリーグに比べるとだいぶ遅いようです。
島国ということも関係しているかもしれませんが、国力を高めるためには国民の意識の変革が必要なのかもしれませんね。
 
個人のお金の話では、お金をどういう形で持つのが安全かという話が興味深かったです。
多くの日本人はおそらく「日本円」を安全と思い貯めていますが、
資産の形態が多様になっている現代で考え無しに円にこだわっていると、思わぬ損をするかもしれません。
近年話題の仮想通貨「ビットコイン」に対するホリエモンの考えも書かれています。
 
巻末では竹中氏が資本所得の重要性に触れていますが、
世間では(特に日本では?)その対である労働所得こそ立派で堅実なものという風潮があります。
 
僕も資本所得については興味があり勉強中なのですが、
自分の時間と労働力を切り売りすることでしかお金を作れないのは勿体ないことだと感じました。

毒は控えめ

2017/01/21   -book
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本人曰く「本当は性格がいいことを知ってもらい好感度を上げるため」書いた本らしいです。
 
2008年発売なので少し古い本なのですが、
個人的に好きな芸人で文章を見たことがなかったので、読んでみることにしました。
 
内容は
・幼少期から芸人になり現在に至るまでの振り返り
・写真と共に社会や人に対して思っていることを綴ったエッセイ
・上島竜平氏との対談
という3部で構成されています。
 
友人の谷口君をNSCに巻き込んだり、実家の犬がサイ化する話など、
ところどころ吹き出してしまったエピソードもあるのですが、
全体としては少し中途半端な内容に感じました。
 
自伝というほど深く掘り下げているわけではなく、
後半のエッセイはテレビでのパフォーマンスを文字に起こしたような感じです。
(せっかくなら公共の電波で言えないようなことも期待したのですが)
天国から地獄まで経験しているはずなので、出し惜しみせずもっとぶちまけて欲しかったですね。
期待値が高かっただけに少し残念という印象です。
 
幸いなことに(?)中古で良ければだいぶお求めやすい価格になっているみたいなので、
興味がある方は読んでみるといいと思います。

観察から相手の心理を見抜く

TVでもお馴染のメンタリスト Daigoさんの書籍です。
 
Daigoさん自身サラリーマンの経験はないそうですが、
その豊富な経験と人脈に基づいて、
ビジネスや販売などの場で役に立つ人間心理の様々なテクニックが書かれています。
 
本のタイトル的には「よく知らない人間でもいかに誘導してYESと言わせるか」という印象を受けますが、
どちらかというと「YESと言わせるためにいかに相手を知り良好な関係を作るか」がメインテーマの気がします。
一瞬というよりは結構じっくり攻める感じですねw
 
本の後半にはニガテな人を無くす方法、アガらない方法、”許さざるをえない”謝り方、など、
日常で幅広く使えるテクニックも紹介されています。
その中でも特にこの本で何度か登場する「感情のバランス」という心理には思わず納得してしまいました。
この心理を知ることで逆境もポジティブに捉えることができるため、人間関係のストレスが多い人にはぜひ知ってほしいです。

 

テクニックには簡単に実践できることから少し勇気が要りそうなものまでありますが、
この人は普段から人の心理を知るために頭をフル回転させ、勇気を持って行動しているからこそ、
現在の地位を築くことができたんだなあと感心してしまいました。
 
また、メンタリストならではの「さすが」と思わされる観察眼もある一方、
懇親会では積極的に話しかけよう、
講演会の質問時間では一番最初に手を上げよう、
など案外普通のことも書かれていたりします。
 
僕の解釈としては、良いと分かっていながらなかなか実行できないことでも、
それを実力と社会的地位が証明されている人間から薦められることによって、
間違いないんだ、こんな風になりたい、やってみようと背中を押してもらえる効果があるんだと思います。
 
この本を読むことによってテクニックが身につくだけでなく、
今よりほんの少しでいいので行動してみよう、という前向きな気持ちになれると思います。

市場原理の入門書

2017/01/19   -book
 

ビジネス本ながら子供でも「えっ?」と食い付きそうなタイトルですが、
内容もキャラクターが登場するストーリー仕立てであることを除いても非常に読みやすいです。
僕のような市場原理に疎い人間でもおおよそ理解することができました。
 
他社との競合に勝つために顧客要望を徹底的に取り入れ、コストを限界まで削減する、
一見主人公の考える計画は商品をヒットさせる最善の方法に見えますが、
これは実はマーケティングにおいては最悪の選択です。
 
市場原理を理解していないと目先の利益を追い求めるあまり
食い物にされ、最終的に退場させられてしまいます。

 

なぜ街の小さな電気屋は安くもないのに潰れないのか、
なぜ虫歯を起こさないキシリトールガムを歯医者が薦めるのか、
市場の疑問を紐解いてみることでその仕組みが理解できるようになります。
 
気になるタイトルのコーラの話は終盤に登場しますが、
おそらくその話に行き着く前に「価格」にはない「価値」の重要性に納得できていることと思います。

 

物語は企業に対して商品を売る会社の商品企画部のやりとりを描いていますが、
全体は市場原理の根本的な話なので、アフィリエイトなどの個人ビジネスにも役に立つ内容です。
 
会社でも個人でも、何か「ものを売りたい」人への導入としておすすめの一冊です。

 

↓コミック版も発売されているみたいです。

お金と幸せの関係

2017/01/18   -book
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脳科学者の茂木健一郎さんがお金にスポットを当てて書いた書籍です。
 
お金に関する行動のほぼすべてを脳が操っているという考えに基づき、
脳とお金の関わりについて多様な角度から解説しています。
 
タイトルの通りお金持ちになるための考え方について書かれていますが、
大事なポイントは「お金」≠「幸福」ということです。
 
研究によると、あるラインを超えると収入が増えても幸福度は変わらなくなるそうです。
お金をたくさん持っているとどんなメリットがあるのか、
人生の中でするべきお金の使い方などの説明がありますが、
話の終着はお金を通じてどうしたら幸せになれるかということです。
この本は「お金と幸せの関係」に重点を置いた作品と言えます。
 
印象に残った用語として「機会費用」という考え方がありました。
機会費用とはあることをすることで、他のあることができたかもしれない機会を失うという意味です。
これは特別新しい言葉ではないのですが、「投資」を嫌う日本人にとって欠けている概念だと思いました。
自分がこれまでの人生で行ってきた決断が、機会費用という考え方を理解していれば違った判断ができたのではないかと、少し考えさせれられてしまいました。

 

この本に対する読者のレビューをAmazonで覗いてみたのですが、
内容が薄いとか、分かりきったこととか、結構辛い意見が多いみたいですね。
確かに脳の働きとお金を結びつけるデータ的な内容はほとんどなく、
「脳とお金の"驚くべき"関係性」という触れ込みによって期待値が上がってしまっているところはありますが、
僕からすれば無理に小難しいことが書いてある本よりはよっぽど理解しやすく面白かったです。

相手に伝わらない文章に意味はない

ブログで自分の意見を発信したいという思いからこの本を買ってみました。
 
何も考えず文章を書きだすと、まとまりが無く意図が伝わらない文章になってしまいます。
 
この本はまず文章を書く前の下準備の説明から始まります。
この下準備こそが最も重要であり、これを疎かにすると文章全体がぶれてしまいます。
中盤で登場する「問い」「根本思想」といったキーワードも文章構築に必須です。
 
全編を通して重要と感じたことは、文章は相手あってのものだということ。
当然のことなのですが、気を抜くと読み手を無視した文章になってしまうので要注意です。
 
本の内容自体は難しいものではないですが、自分の中で体系化して
納得できる文章を書けるようになるためにはトレーニングが必要となりそうです。

 

学生時代ある文献に対する意見をまとめて教授に提出したとき、
「結局君は何が言いたいの?」と一蹴されてしまったことがあります。
僕の書いた文章は自分の思っていることがぐちゃぐちゃに詰め込まれていて、
肝心の意見が埋もれてしまっていました。
自分にしか理解できない、独りよがりの文章だったと思います。
 
年齢・職業に関係なく、人の生活から文章は切っても切り離せません。
僕ももっと早い時期から文章力を磨いておくべきだったなと思います。

タイトルで人の心をつかむには

2017/01/15   -book
 

「短く、的確な言葉で表現する能力を「キャッチコピー力」と表すことにする」
 
ブログや記事のタイトルなど、短い言葉で人を引き付ける方法とは。
全77(+1)個のテクニックを実際に使われている例を引用しながら紹介しています。
 
キャッチコピー系の書籍は他にも読みましたが、
この本だけで文字通りキャッチコピーの基本は十分抑えられるなと感じました。
 
ブログを書くとき、企画書を作成するとき、商品を売り込むとき、
この本を手元に辞書代わりに置いておけば能率的に作業ができると思います。

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