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悩めるエグゼクティブへ

2017/01/26   -book
 

会社の管理職の方に向けて書かれた本です。
本書冒頭の言葉通り、会社の中で起きる問題を分かりやすい寓話で例えて解説しています。
 
例えば第一章は「進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ」という話で、
常に変化する社会を、水位の低下が続く沼での生き物たちの動向に例えています。
結末は何となく想像がつくかと思いますが、
結局変わることを恐れて動けない会社は世の中から取り残されてしまいます。
選択の余地はなく、生きていくためには変化するしかないのです。
 
全13のショートストーリーで構成され、
本書カバーに書かれているように60分で読み切ることも可能なぐらいあっさりしています。
 
経営者の意識付けを目的とした本であり、抽象的な言葉で語られる部分も多いので、
この本の内容をどれだけ会社経営に落とし込めるかは各々の”エグゼクティブ”次第だと思います。

 

恥ずかしながらエグゼクティブ=幹部、重役という意味と知らずにこの本を買ってしまいました。
僕は管理職でもなんでもないので、この本が役に立つかと言われると正直何とも言えません。
この記事を読むことによって、言葉の意味を勘違いしている人が少しでも減ってくれれば幸いです (^^;

仕事をする人への熱い一冊

アルバイトとして4年間、正社員として21年間マクドナルドクルーとして働いてきた筆者の作品です。
タイトルの通りマクドナルドに対しての感謝の気持ちは十分過ぎるほど伝わってきますが、
「だからマクドナルドに行こうよ、働こうよ!」みたいな内容ではありません。
筆者が25年間マクドナルドで学んできた「仕事観」をかなり熱い想いで書き連ねています。
 
筆者はバリバリの体育会系で、たまたま始めたマクドナルドのバイトで仕事の喜びを覚え、
通常1年はかかるAクルーにわずか3カ月で上り詰めます。
その後も学生生活に求めることがなくなりすぐに入社することを決めたり、
全国のマクドナルドクルーで競うAJCCに選出され上位に入ったり、
遂には店長になって利益を大幅アップし最優秀店長に選ばれるなど、
まさにマクドナルドに生涯を懸けた男の物語です。
 
当然筆者も仕事をする上で避けては通れない困難に次々と見舞われますが、
その度に強靭な精神力で問題を解決していきます。
正直この方の能力と向上心が高すぎて、間違いなくどんな会社に入っていても成功していたと思うのですが、
そんな人がこれだけ訴えるマクドナルドの人材育成のレベルは高いということでしょう。
ただこの本はそれがメインではなく、マクドナルドで働く間に学んだ「サービス業の素晴らしさ」を伝えています。
 
サービス業に従事する方、仕事の楽しさをいまいち見い出せない方は、
仕事への熱意が詰まったこの本を一度読んでみてはいかがでしょうか。

観察から相手の心理を見抜く

TVでもお馴染のメンタリスト Daigoさんの書籍です。
 
Daigoさん自身サラリーマンの経験はないそうですが、
その豊富な経験と人脈に基づいて、
ビジネスや販売などの場で役に立つ人間心理の様々なテクニックが書かれています。
 
本のタイトル的には「よく知らない人間でもいかに誘導してYESと言わせるか」という印象を受けますが、
どちらかというと「YESと言わせるためにいかに相手を知り良好な関係を作るか」がメインテーマの気がします。
一瞬というよりは結構じっくり攻める感じですねw
 
本の後半にはニガテな人を無くす方法、アガらない方法、”許さざるをえない”謝り方、など、
日常で幅広く使えるテクニックも紹介されています。
その中でも特にこの本で何度か登場する「感情のバランス」という心理には思わず納得してしまいました。
この心理を知ることで逆境もポジティブに捉えることができるため、人間関係のストレスが多い人にはぜひ知ってほしいです。

 

テクニックには簡単に実践できることから少し勇気が要りそうなものまでありますが、
この人は普段から人の心理を知るために頭をフル回転させ、勇気を持って行動しているからこそ、
現在の地位を築くことができたんだなあと感心してしまいました。
 
また、メンタリストならではの「さすが」と思わされる観察眼もある一方、
懇親会では積極的に話しかけよう、
講演会の質問時間では一番最初に手を上げよう、
など案外普通のことも書かれていたりします。
 
僕の解釈としては、良いと分かっていながらなかなか実行できないことでも、
それを実力と社会的地位が証明されている人間から薦められることによって、
間違いないんだ、こんな風になりたい、やってみようと背中を押してもらえる効果があるんだと思います。
 
この本を読むことによってテクニックが身につくだけでなく、
今よりほんの少しでいいので行動してみよう、という前向きな気持ちになれると思います。

市場原理の入門書

2017/01/19   -book
 

ビジネス本ながら子供でも「えっ?」と食い付きそうなタイトルですが、
内容もキャラクターが登場するストーリー仕立てであることを除いても非常に読みやすいです。
僕のような市場原理に疎い人間でもおおよそ理解することができました。
 
他社との競合に勝つために顧客要望を徹底的に取り入れ、コストを限界まで削減する、
一見主人公の考える計画は商品をヒットさせる最善の方法に見えますが、
これは実はマーケティングにおいては最悪の選択です。
 
市場原理を理解していないと目先の利益を追い求めるあまり
食い物にされ、最終的に退場させられてしまいます。

 

なぜ街の小さな電気屋は安くもないのに潰れないのか、
なぜ虫歯を起こさないキシリトールガムを歯医者が薦めるのか、
市場の疑問を紐解いてみることでその仕組みが理解できるようになります。
 
気になるタイトルのコーラの話は終盤に登場しますが、
おそらくその話に行き着く前に「価格」にはない「価値」の重要性に納得できていることと思います。

 

物語は企業に対して商品を売る会社の商品企画部のやりとりを描いていますが、
全体は市場原理の根本的な話なので、アフィリエイトなどの個人ビジネスにも役に立つ内容です。
 
会社でも個人でも、何か「ものを売りたい」人への導入としておすすめの一冊です。

 

↓コミック版も発売されているみたいです。

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