「 お金 」 一覧

目からうろこの節税術

2017/02/02   -book
 ,

独立開業を目指す人にとって一番やっかいなのが、
1年の収支をまとめて報告する「確定申告」です。
 
サラリーマン時代は会社に任せておけばよかったのですが、
独立したら帳簿から報告まですべて自分で行わなければなりません。

 

この本は以前出版された「あらゆる領収書は経費で落とせる」のコミック版で、
日常のあらゆる支出を経費として計上するための方法を、
漫画を使って分かりやすく解説しています。
(原作者は元国税調査官です)
 
「領収書のあて名が間違ってると経費として認められない?」
「レシートでは領収書の代わりにならない?」
 
税務署をおそれるあまりこんな都市伝説が広まっていますが、
実際はこれらを経費にすることは可能です。
 
それどころか、領収書をもらい忘れたタクシー代、取引先以外の人との飲み代、家に置いてあるテレビ代(!)など、
一見経費としてはとても認められないようなものでも、
ちょっとした計上のテクニックを使うことで経費にすることができるのです。

 

僕もこの本を読むまで、この本に登場する支出は
ほとんど経費としては認められないものと思っていました。
フリーランスの方はもちろん、中小企業の経理の方にとっても目から鱗の内容だと思います。

お金の「ディフェンス」を鍛えよう

2017/02/01   -book
 

お金の話ってものすごく大事なことだと思うのですが、
その割に教育としてお金を学ぶ機会ってほとんどありませんよね。
 
逆に本屋に行くとお金の解説書みたいな本が結構たくさん見かけられ、
人々の関心は決して低くはないことがわかります。
 
お金の話はいやらしいから学校じゃなく自分で学べってことなんですかね。

 

余談は置いておいて、この本は漫画「カイジ」(福本伸行 作)から
今の日本人に足りていないお金の知識を学び、マネーリテラシーを高めていこうというものです。
 
カイジは超有名ギャンブル漫画ですが、
一応知らない方のために簡単に説明すると、
後輩の連帯保証人となったことから多額の借金を背負ってしまった主人公伊藤開司が、
借金返済のため闇の金融企業「帝愛グループ」が仕組むギャンブルに挑む話です。
 
カイジは普段は自堕落で情けない男ですが、
ここぞという勝負の場面で神経を研ぎ澄ませ、巧みな戦略で強敵をやりこめます。
深い絶望の後一転して勝利を手繰り寄せる瞬間は、興奮でページをめくる手が震えます。
 
僕はこの漫画が大好きで、全巻まとめ買いして今でも時間があるときは読み返しています。
読んだことがない人は本当に勿体ないので、ぜひ読んでみてください!

 

・・・話を元に戻しますと、この本ではところどころに漫画のシーンが引用されており、
キャラクターの言動からお金の仕組みやお金が絡んだときの人物の心情を読み取ります。
 
全体を通してのポイントは、本書序盤に記されている「お金のディフェンス面」についてです。
 
オフェンス面とはお金を稼ぐ、貯めるといったことで、これは人間なら誰しもが好きそうなテーマです。
 
一方でお金のディフェンス面とは、お金を守るにはどうすればいいか、借金したらどうなるかといったことで、
あまり知りたがろうとしないのか知識が不足している人が多いです。
 
この本では安易にお金を借りることの危険性や、
言葉のトリックで消費者が損をするように仕向けられている事実など、
お金の「負」の部分にスポットを当てて解説しています。
 
本来重要なのは生死にも関わるディフェンス面の方であり、
こういったテーマを子供のときからもっと学んでいくべきだと思いますね。

 

この本だけで「お金は命より重いんだ」とまで心は動きませんでしたが、
ちょっとした隙から借金にはまってしまう危険性は身近に潜んでいて、
決して他人事ではないんだなという警鐘にはなりました。
 
カイジを読んでいたほうが面白いですが、
別に読んでなくても内容は理解できます。
 
ただこの本とは別にカイジは面白いのでぜひ読んでください (^^ )

 

↓こちらが原作の第一弾です。

分かりやすいお金の話

2017/01/22   -book
 ,

竹中平蔵×ホリエモンの対談本です。
近い将来に向けた日本と個人のお金の在り方について語っています。
 
内容のベースは”国や地方のお金の使い方”という点で、
「地方創生」「規制緩和」「既得権益者」という言葉が繰り返し登場します。
このあたりは読む前にある程度予備知識があったほうが楽しめそうですね。
(僕みたいに知識がないと話の大筋は分かるのですが、利益の流れがいまいちイメージできませんでした)
 
印象に残ったのは現代の日本人の考え方は「鎖国」時と近くなっている、というものです。
日本の常識は意外と他国では異常なこともあり、閉鎖的な考えは日本を衰退に向かわせます。
 
僕が好きなプロ野球も例に挙げられていますが、
確かに何十年も前から機構がほとんど変化しておらず、現場も見る側も保守的になっている感はあります。
規模の拡大も海外で成功しているスポーツリーグに比べるとだいぶ遅いようです。
島国ということも関係しているかもしれませんが、国力を高めるためには国民の意識の変革が必要なのかもしれませんね。
 
個人のお金の話では、お金をどういう形で持つのが安全かという話が興味深かったです。
多くの日本人はおそらく「日本円」を安全と思い貯めていますが、
資産の形態が多様になっている現代で考え無しに円にこだわっていると、思わぬ損をするかもしれません。
近年話題の仮想通貨「ビットコイン」に対するホリエモンの考えも書かれています。
 
巻末では竹中氏が資本所得の重要性に触れていますが、
世間では(特に日本では?)その対である労働所得こそ立派で堅実なものという風潮があります。
 
僕も資本所得については興味があり勉強中なのですが、
自分の時間と労働力を切り売りすることでしかお金を作れないのは勿体ないことだと感じました。

お金と幸せの関係

2017/01/18   -book
 ,

脳科学者の茂木健一郎さんがお金にスポットを当てて書いた書籍です。
 
お金に関する行動のほぼすべてを脳が操っているという考えに基づき、
脳とお金の関わりについて多様な角度から解説しています。
 
タイトルの通りお金持ちになるための考え方について書かれていますが、
大事なポイントは「お金」≠「幸福」ということです。
 
研究によると、あるラインを超えると収入が増えても幸福度は変わらなくなるそうです。
お金をたくさん持っているとどんなメリットがあるのか、
人生の中でするべきお金の使い方などの説明がありますが、
話の終着はお金を通じてどうしたら幸せになれるかということです。
この本は「お金と幸せの関係」に重点を置いた作品と言えます。
 
印象に残った用語として「機会費用」という考え方がありました。
機会費用とはあることをすることで、他のあることができたかもしれない機会を失うという意味です。
これは特別新しい言葉ではないのですが、「投資」を嫌う日本人にとって欠けている概念だと思いました。
自分がこれまでの人生で行ってきた決断が、機会費用という考え方を理解していれば違った判断ができたのではないかと、少し考えさせれられてしまいました。

 

この本に対する読者のレビューをAmazonで覗いてみたのですが、
内容が薄いとか、分かりきったこととか、結構辛い意見が多いみたいですね。
確かに脳の働きとお金を結びつけるデータ的な内容はほとんどなく、
「脳とお金の"驚くべき"関係性」という触れ込みによって期待値が上がってしまっているところはありますが、
僕からすれば無理に小難しいことが書いてある本よりはよっぽど理解しやすく面白かったです。

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